住宅ローン融資先（銀行などの金融機関）への支払完了後は，抵当権を消すために抵当権抹消登記を行います。

土地・建物を取得するための住宅ローン融資では、借り入れの際の条件として，その土地・建物を担保にする抵当権設定登記が行われます。この抵当権は住宅ローンを完済したとしても，自動的に消えることがありませんので，借入完済後は抵当権抹消登記の申請が必要です。

このことに気づいていない，または忘れているなど，ローン完済から数年経過後に御依頼いただくこともありますが，（時間が経過していることの弊害として），たとえば手続に必要な書類の紛失や有効期限切れ，または不動産所有者の方がお亡くなりになっているといったケースなど，さまざまな問題が噴出し，手続が煩雑になってしまうこともしばしばあります。

こういった事態を避けるためにも，ローン完済時には，可能な限り早めに抵当権抹消登記申請をしておきましょう。